茅野の休日 神長官守矢史料館
先に進むと右側に藤森照信先生が建築された史料館があります。天気がよかったので、
山の斜面がまぶしくて気持がよかったです。壁の風合いからか、“森の中のいえ”に入
るような感じを受けました。
入館料の100円を払って、スリッパを履いて
中へ入ります。
暖かみのある壁は色付モルタルに藁を混ぜて
塗ったもので、建物自体は鉄筋コンクリート
造りだそうです。
資料館を入ってすぐのホールに展示されてい
るのは「御頭祭」です。
太古から諏訪大社・上社で行なわれている神
事で、現在は4月15日に行なわれているそう
です。(剥製にて)
史料館の方が色々なお話をして下さいました。
古事記と上社のお話から、守矢史料館が出来るまでのいきさつと藤森照信先生のこと
など、大変興味深かったです。歴史を人生の大先輩から直接(その地で)聞くというこ
とは、想像力を刺激してくれますね。
史料館南側の裾野には藤森照信先生の建築である、木の上に建っている茶室の「高過
庵」と、宙に浮かんでいる(ほんとに浮かんでる!)「空飛ぶ泥舟」が遠ーくに見え
るのですね。
茅野市民芸術館を通じて、年に一度程(年末頃)藤森先生が直接案内をしてくれる建築
ツアーがあるそうです。空飛ぶ泥舟もそうですが、他県の建築の「ニラハウス」「たん
ぽぽハウス」等、絵本の中に出て来そうな遊び心あるネーミングですね。建物をみても
わくわくします。
まだ寒い時期でしたので(ひと月程前)そんなに長くはいられなかったのですが、もう
少し暖かくなってきたらまた行きたいな、と思いました。
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